アトピーとコミュ症、コミュニティ障害　自分の経験を元にアトピーのコミュニティ障害や恋愛観、結婚観を晒す

コミュ症　アトピー

アトピーであるということはどうしてもコミュニティ能力を低下させてしまいます。これは私を含めたアトピー患者みんな思っていることではないでしょうか。

就職活動ではコミュニティ能力が重視され、メディアでは恋愛至上主義がはびこるこの時代、アトピーであるということは大きなデメリットを持っています。

今回こちらではアトピーとコミュ症などのコミュニティ障害について、アトピー持ちの私の経験を元に記事を書いていきます。正直な話アトピーであることを言い訳にしているということは否定しません。しかし、根本的な原因はやっぱりアトピーだったというのが私の考えです。

アトピーであると対人関係がうまくいかない事が・・・

アトピーであるとどうしても社会から虐げられてしまいがちです。誰だって汚い肌をかきむしっている人と好き好んで馴れ合おうとは思いません。酷い話ですが私自身自分より酷いアトピーの人にはそう思ってしまいます。わかってはいてもアトピーに対して嫌悪感が勝ってしまうんです・・・。

これはアトピーもちの小中学生のお子さんをお持ちの方は特に気をつけてあげてください。学校でバイキン扱いされていたり、イジメられていたりはしませんか？理由のないイジメは大人の介入ですぐ解決することもあります。しかし、アトピーだからイジメられているという原因がある場合は、原因であるアトピーを克服しなければ解決しません。

そうやって虐げられ続けてしまったアトピー患者は、引きこもりや登校拒否などをしまうこともあります。コミュ症やコミュニティ障害はうまく対人関係を築けなかった期間が長いほど復帰が困難になってしまいます。こうなる前にしっかりとケアをしてあげてください。

アトピーのせいで恋愛を諦めがちに・・・

テレビや雑誌では恋愛は清く正しく美しいものと言われています。アトピー持ちとしては本当に眩しいです。えぇ。ですが、自分の身体を見直すとなんと汚いことか。こんな身体を愛してくれる人は居るのでしょうか？自分でも愛せないのに（笑）

と前置きは置いといて、アトピーであるとどうしても恋愛を諦めがちにしてしまいます。私自身まだ少し手にアトピーを持っているので、異性と手を繋ぐ事に恐怖感があります。アトピーをうつしてしまいそう、嫌悪感を抱かれてしまいそう・・・こういう人多いんじゃないかな？

まぁ異性と手を繋ぐ機会が無いよ！ってのがコミュ症である私の大前提なんですが（笑）それでも年に一度はそんな機会があったりするんです！！本当に頭を悩ませます・・・。本当は手を握られただけで嬉しくて惚れてしまうぐらいコミュ症なのに、恋愛がすごく怖いんです。

アトピーの遺伝。結婚や子供はいいかな・・・。

アトピーという病気は本当に辛い病気です。若いころはお風呂場で身体をかきむしりながら何度世界中の健常者を呪ったことか（笑）これが自分の子供に遺伝すると考えると、子供は作らないほうがいいのではないかというのが今の私自身の考えです。

アトピーが子供に遺伝する確率は、両親ともにアレルギーがあれば５０％、片親だけでも３０％と高い数値です。そうでなくても最近ではアレルギーの子供が増えているのが実情です。自分の子供がアトピーだなんてホント申し訳なくて死んでしまいたくなりそうです・・・。

まぁ現状は恋愛に対して臆病なのでそういう機会はないでしょうが、アトピーじゃなかったら・・・と思う事もあります。今でも身体が痒い時期もありますし、手のアトピーがあるので結婚や恋愛はいいかな？というのが今の私の考えです。

もっと早くちゃんとアトピーを治す努力をすればよかったという後悔

もちろんすべてアトピーが悪いというわけではありません。しかし私自身は、アトピーがコミュニティ障害やコミュ症という心の問題も抱えている病気だと考えています。まぁ端から見るとアトピーを理由にして甘えていると思われるでしょうけど（笑）

当時の私はステロイドだけを塗りたくり、毎晩掻きむしって時間を無駄に過ごしてしまいました。消毒や保湿、傷口の保護なんてまったく考えてなかったなぁ。時間を無駄にしている分コミュニケーション能力が失われている事に気づきもしませんでした。

大人になってアトピーが落ち着いてから思う事は、もっと早くちゃんと治そうとすればよかったということです。今の友達が同窓会や成人式といった行事を行っているのを見るとちょっと羨ましいと感じてしまいます。アトピーは治る事は難しくても、改善することはできる！昔の自分に教えてやりたいです。

アトピーとコミュ症などのコミュニティ障害まとめ

今の自分のアトピーとコミュ症などのコミュニティ障害について記事をかいてみましたが、いかがだったでしょうか。アトピー全盛期だった若いころは体中が傷だらけで、醜いものでした。不登校にもなりましたし、酷いコミュ症を患っていたことでしょう。現に小中学校からの友達や連絡を取り合っている人は今でも一人も居ません（笑）

しかし、今では手のアトピーがなかなか治らないのが気がかりですが、若いころのひどかった身体のアトピーは落ち着いています。外に出られるようにもなりましたし、友達も居ますし、仕事もできています。まぁ恋愛はちょっと難しいのだけれども（笑）アトピーさえなければと思う事もありますが、アトピーが改善して普通に生活できるようになれただけでもマシだと思う事にしています。

でも、できるのであればもっと早くにアトピーを本格的になおしてしまえればと後悔があります。大学やもっと良い給料の会社、恋人や結婚、出産などの話を聞くと本当に羨ましさ妬ましさで押しつぶされそうになってしまうのも事実です。こういうふうに卑屈になってしまう前に、出来る限りのアトピーケアを心がけましょう。