アトピーのアレルギーと癌の噂 ステロイドで弱った免疫が癌を招く?
日本での死因の多くは癌(ガン)だといわれています。特に男性だと2人に1人が癌に侵されて死んでしまう。10代20代であれば、そんな事はないだろうと思われるかもしれませんが、40代50代になると同年代の健康状態が気になってしまいます。
癌の原因の多くは、喫煙や生活習慣の悪化で必要以上に細胞が壊れて癌化してしまう事。それに加えて、癌化した細胞を免疫が攻撃しなくなってしまう事にあります。では、アトピーの治療で使われるステロイド(免疫抑制剤)はどのような影響をもたらすのでしょうか?
今回紹介する情報は、癌化した細胞を攻撃する免疫の重要性と、ステロイドの危険性の話です。アトピー患者の多くは免疫力が高すぎてアレルギー反応を起こしています。しかし、ステロイドを使ってしまうと免疫力が下がってしまうので気をつけましょう。
アトピーのアレルギー体質は癌になりにくいという噂
アレルギー体質であれば、癌になりにくいという噂があります。これは半分は本当です。何故なら、癌は免疫によって抑制することができるからです。では、どのようにして癌が免疫を通して抑制できるのか、説明します。
実は細胞の癌化は誰もが毎日のように経験していることなんです。人は日常生活において、少なからず壊れた細胞である癌細胞を生み出してしまいます。壊れた細胞が分裂し増殖してしまうと癌として大きくなってしまい、症状として現れるわけです。
この癌細胞を増殖する前に駆逐してしまうのが、免疫。癌細胞の破壊は、アトピーの症状である肌の炎症と同じように、体の中にある癌細胞を攻撃することで行われる。つまり、アレルギーとして免疫が暴走している状態は、体内の異物である癌細胞にも免疫が働き、ある程度癌化を抑制することができるわけです。
ステロイドに頼りすぎると免疫力が落ちてしまう
しかし、アトピーの治療でステロイドを使っていると話は別。ステロイドは免疫抑制剤の名の付くとおり、免疫力を抑えて炎症を起こさないようにする薬。免疫力が落ちてしまっては、体内の癌細胞を攻撃する力が足らなくなってしまう。
とはいっても塗り薬であれば、そこまで心配する必要はありません。首周り、腕、膝裏、指などのアトピーに対して短期間使うのであれば、大丈夫。塗ったところの皮膚の免疫力が下がるだけで、細菌やカビなどの耐性は下がりますが、細胞が癌化するようなものではありません。
問題は内服用の飲み薬のステロイドです。飲み薬のステロイドは体の内側から免疫力を下げてしまう薬です。そのため継続して使用してしまうと、どんどん免疫力が下がり続け、体の抵抗力が下がってしまいます。これでは癌細胞に対する免疫も働かず、癌細胞が増殖してしまう原因になってしまいます。
また、ステロイドは癌の末期症状の痛み緩和目的でも使われることがあります。ステロイドは癌に侵され体の吐き気、食欲減退、圧迫症状などからくる痛みを改善します。しかし、これはあくまで末期の患者に対して行われる終末医療の一環。癌悪化のデメリットよりも、痛みに対する効果をとった医療です。
癌細胞とアレルギー反応 免疫のバランスが大事
免疫はアレルギーも引き起こしますが、癌細胞などの異物も排除します。一番良いのはもちろんアレルギーも引き起こさず、異物の排除もしてくれる常態が一番。この免疫のバランスを整えるためにはどうすればいいのでしょうか?
まず一番にしなければいけないことは、自分の体内に異物であるアレルゲンを取り入れない事です。自分の体がアレルギーを引き起こすものを入れてしまうと、アレルギー反応はどんどん強くなってしまいます。一旦沈静化させるためにも、アレルゲンを取り入れない生活を心がけましょう。
そして次に異物であるアレルゲンを体から排出する事。特に口から入った異物が溜まる腸内の環境を整えることが重要です。アレルギー体質な人はどうも便秘がちな方が多いんです。毎日決まった時間に便として排出するように習慣付けましょう。
そして最後に体に良いものを取り入れる事。整腸作用のあるヨーグルトや、抗アレルギー作用のあるお茶など体に良いものを摂取しましょう。しかし、これはあくまで最後にやるべきこと。異物を取り入れ、溜め込んだ状態を続けていてはまったく意味がありません。上記2つを行った上で、体に良いものを摂取することが重要です。
アトピーのアレルギーと癌の噂 まとめ
アトピーのアレルギーと癌の噂について紹介しましたがいかがだったでしょうか。アトピー患者の多くはステロイドを使っており、免疫が弱くなって不安に思っている方もいたのではないでしょうか?
免疫を弱めてしまうステロイドでも、塗るタイプの外用薬であれば肌に吸収されるだけで、細菌やカビに対して抵抗力がなくなることはあっても、ガン細胞が増えてしまうとまではいきません。しかし、飲み薬のステロイドは本当に危険なもの。体の内側から免疫力が下がってしまい、自分の壊れた細胞であるガン細胞にすら抵抗力がなくなってしまいます。
また、免疫をバランスよく保つことも大切です。アレルゲンを口にしない、食べたものはしっかり出す、より良いもの摂取する、の3点を守ることで自分のアレルギー反応を弱めながら、抵抗力のある体を維持することができます。
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2014/04/13 | アトピー皮膚湿疹の情報 アレルギー, ガン, ステロイド
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