震災、災害被害での避難所生活でアトピーが悪化 入浴困難と医薬品不足とストレス

震災や災害に合われた中には、アトピー性皮膚湿疹を患っている方もいます。そういった方は、避難生活によって普段とは違った生活を送ることにより、アトピー性皮膚湿疹が酷くなってしまうことも・・・。

こちらでは、震災、災害被害での避難所でアトピーが悪化 入浴困難と医薬品不足とストレスという情報を紹介します。

避難所生活が原因でアトピーが悪化

大きな震災や大規模災害で被災した場合、被災者の方の多くは避難所生活を余儀なくされてしまいます。この避難所生活は普段の生活とは違うもので、いつもできていた当たり前な事ができなくなってしまうもの。

そのため、避難所生活を経験したアトピー患者を対象にしたアンケートはで、約半数の方が避難所生活でアトピー性皮膚炎が悪化してしまったと答えているのです。

避難所生活のどのような点がアトピー悪化の要員になってしまったのか？以下に避難所生活でアトピーが悪化してしまう原因を紹介していきます。

入浴が制限されてしまいアトピー悪化

アトピーの方でまず一番にこまるのがこの入浴の制限です。大きな震災や津波があった地域では、水道やガスなどのライフライン寸断され、お風呂に入れなくなってしまいます。

このような状態では、ただでさえ被災して身体が汚れ気味なのにお風呂に入れないため、アトピー性皮膚炎が悪化してしまうことになります。特に、ホコリやハウスダストに対してアレルギーを持っている方は、相当つらい思いをすることになるでしょう。

このようなアトピー悪化を防ぐためには、汚れたらできるだけ身体を水で湿らせたタオルで拭くようにしましょう。そして、そのための、水の入手と確保に力を注ぎましょう。

ステロイドなどの医薬品がなくてアトピーが悪化

避難所生活では、さらに薬などの医薬品も足らなくなってしまいます。そして、アトピー患者の方が困ってしまうものがステロイド外用薬です。

避難所生活で困ることがないように、あらかじめ防災グッズの中に自身が使用している薬を入れておくことをおすすめします。ステロイドやワセリン、消毒液、包帯など、自分のアトピーに対して、必要そうなものを用意しておきましょう。

また、ステロイド外用薬は、お医者様により人それぞれにあったものが処方されているものですが、どうしても足らない場合は他の方にわけてもらうようにしましょう。

ストレスによるアトピー悪化

そして、避難所生活で最も辛いものがストレスです。避難所生活では大勢の方と一緒に暮らしていかなければならないため、非常に窮屈な思いをしてしまいます。

その上、上記のように、いつもできていた治療ができなくなることで、よりストレスを感じて痒みとなってしまい、アトピーを悪化させることになってしまいます。

このようなストレスによるアトピーに関しては、避難所生活がある程度落ち着かなければ開放されることはありません。痒みを感じたら、濡れタオルで冷やす、他の作業で気を紛らわせるなど、対処療法で乗り切りましょう。

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