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アトピーで死にたいアトピーが原因の一家心中と焼身自殺

アトピーが原因の自殺重度のアトピーを経験している人なら、誰もが自殺を考えたことがあると思う。今まさに重度のアトピー症状で死にたいと考えている人だっているのかな？まぁ、そういう人が居ても私は自殺を止められない。何せ重度のアトピーは本当に自殺してしまうレベルのものだからだ。

アトピーはガンやエイズとはは違い、死なない病気。だからこそ、一般人からは軽視され、アトピーごときで、と責められる。不潔にしてるから？親からの遺伝？誰かを責めたくてやつ当たりしたところでアトピーは改善することはない。

アトピーを治したくても治せない。辛い現実からの逃げ道は・・・。今回はそんなアトピーを理由にした自殺事件を紹介していきます。身近のアトピーの人の事を少し考えながら読んでくれると幸いです。

アトピーを理由にした自殺者の数は少なくない

アトピーを理由にした自殺者の正確な数は調べることはできません。なぜなら、自殺者の数が3万人(日本基準)と18万人(WHO基準)と大きな開きがある上、自殺原因も健康上の理由にまとめられてしまうからだ。そのためはっきりとしたアトピーでの自殺者の数を出すには情報が足らない。

しかし、確実にアトピーが自殺者は存在しています。アトピーでいじめられ自殺した高校生や、赤ちゃんのアトピーを苦に一家心中など。これらの痛々しい事件はメディアでも報道され私達が知ることもあります。もちろんメディアで紹介されない自殺だってあるでしょう。

また、年間3万人(18万人)とも言われる自殺の原因の２０％が健康上の理由、その中でも鬱が原因と言われています。では、その鬱の原因はいったい何なんでしょう？重度のアトピーはまともな生活はおくれません。そんなアトピーによる鬱が原因の自殺は、決して否定できません。

赤ちゃんアトピーで一家心中

赤ちゃんのアトピーが原因で、練炭で一家心中、妻が意識不明、夫、長男、長女が死亡という事件がありました。この事件では夫婦仲もよく子供が二人いる幸せな家庭でしたが、0歳の娘がアトピーを患っており、看病に疲れたことが一家心中の原因でした。

アトピーの症状は、傍から見ると醜く、自分が変わってやれるなら変わってやりたいほど。特に赤ちゃんのアトピーの原因は遺伝だと親である自分を責めてしまう事もあります。そして、そんな自分自身を責めてしまう優しい人ほど自殺という最悪な逃げ道を使ってしまう。

アトピーの辛さはアトピーになった人しかわかりません。ですが、アトピーになった子の親だけは、また別の苦しみを味わうことになるんです。身近にアトピーになった赤ちゃんが居るのであれば、赤ちゃんの心配だけではなく、その親御さんの心配をしてあげてください。

アトピーでいじめられ、焼身自殺した高校生

2009年愛知県名古屋市でアトピーでいじめられた男子高校生が、灯油をかぶり焼身自殺しました。この自殺は男子高校生が焼身自殺という珍しい手段を使ったため、その背景や虐めの原因などメディアでも数多く報道されました。

学校という環境は多かれ少なかれ虐めが発生します。虐めの根本的原因は、汚い、臭い、醜い、暗い、といった嫌悪感。つまり、アトピーの症状は虐められる大きな原因になってしまう。アトピーを治したくても治せなくて、それで虐められるんだから当人にしてはたまったもんじゃない。

虐められて自殺するぐらいなら、虐めた奴らを殺せばいいという強気な方も居るかもしれない。でも、虐めていた奴らより、何よりも憎かったのが自分のアトピーだったとしたら・・・。焼身自殺という手段を使った彼が何を思っていたのかはわからないが、深読みしてしまうとやりきれなくなってしまう。