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アトピー治療で使う消毒薬

アトピーと消毒薬アトピー 皮膚湿疹の症状で傷ついた肌はバリア機能が失われるため、細菌、ウィルス、カビなどのアトピーの合併症を引き起こす物質が入り込んできます。アトピーの慢性化は日々の生活習慣の改善だけではなく、合併症の原因である細菌、ウィルス、カビが原因。そのためアトピーの治療では肌の消毒が必要なことがあります。

細菌やウィルスやカビなどによる炎症に対しては大きな効果が現れる消毒薬による殺菌ですが、アトピー本来のかゆみや炎症は体の内部から引き起こされている症状です。殺菌だけではアトピーは改善されないことに注意してください。

特にアトピー患者を苦しめる黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌は健康的な人にも皮膚に存在していたりする日常的にありふれた菌です。とびひや食中毒や肺炎の原因になる菌で聞いたことのある方も多いと思います。

健康的な人の肌であれば黄色ブドウ球菌を寄せ付けず、繁殖しにくいため大きな問題にはなりません。しかし、アトピーで傷ついた肌では黄色ブドウ球菌が進入しやすく、進入してきた菌をやっつけるための肌の防衛機能が炎症を起こして痒みが広がり、掻き毟ってアトピーの症状が悪化します。また、掻き毟った手で、他の場所を掻くことで菌が伝播し、いろんな場所にとびひの症状がでてしまいます。

消毒薬の種類

アトピーの慢性化、合併症を引き起こす原因菌を殺す消毒薬は薬局やドラッグストアなどで簡単に購入できます。しかし、消毒薬にはたくさん種類があり、何を購入すればいいかわからない方のために、アトピーの治療で使われる消毒薬を紹介します。

イソジン(ヨウ素液)

うがい薬で有名なイソジンですが、肌に塗布するタイプのイソジンもあります。アトピーで病院にいくと、お医者様から使うように消毒薬として渡されることが多いです。

イソジンは非常に強力な殺菌力で黄色ブドウ球菌やカビやウィルスなどを殺菌することができます。しかし、強力すぎる殺菌力がゆえに菌と一緒に肌の回復を助ける機能も破壊してしまう副作用もあります。黄色ブドウ球菌やカビやウィルスなどが原因炎症であれば効果を発揮します。

イソジンを塗ってから30秒から60秒ほどたった乾いたような状態の時が一番殺菌力が強く働いています。イソジンを塗布した2分ほど黄色ブドウ球菌や細菌は死滅しますので水で洗い流し健康な肌の回復力を阻害しないようにしましょう。

ヒビテン・マスキン・オロナイン(クロルヘキシジングルコン酸塩)

ヒビテン・マスキン・オロナインはクロルヘキシジングルコン酸塩という成分が入っています。このクロルヘキシジングルコン酸塩はイソジンのヨウ素と違いウィルスや一部のカビに対しては効果がありません。

アトピーの患者さんにとって一番の問題は傷口への刺激が強すぎることです。また、クロルヘキシジングルコン酸塩は通常ただれた傷口には使用しないように注意書きがされています。アトピーのグジュグジュ肌に対しての使用は適しません。

強酸性水

強酸性水とは読んで字のごとく酸性の強い水です。強酸性水はカビやウィルスや菌を死滅させることができる殺菌力がある上に、他の消毒薬と比べて人体への悪影響も少ない水で人が飲んでも副作用はありません。他の

他の消毒薬と扱い方が違い強酸性水で患部を湿らせふき取らずにそのまま乾燥させます。ペットボトルに入っていますが、普通の水の10倍ぐらいの値段で購入できます。

アトピーに効く温泉はどれも酸性の温泉です。アルカリ性の温泉は逆にお肌をツルツルにする効果がありますが、アトピー患者さんにとってはまずは消毒が重要だと言えます。

アトピー治療で使う消毒薬 まとめ

  • イソジンは強力な殺菌力だけど、肌の回復を助ける細胞も殺してしまう
  • ヒビテンやマスキンは刺激が強すぎるため爛れた場所には使えない
  • 強酸性水はアトピーに効く酸性の温泉のお湯と同じ効果!

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