アトピーの痒みで眠れない! ワセリンと抗ヒスタミン剤で痒みと睡眠不足を解消
アトピー性皮膚炎で困る事といえば、睡眠です。夜、痒みでなかなか眠れずに一晩中掻きむしってしまう事もありますよね。この夜の痒みで眠れない悩みはどうすればいいのでしょうか?
こちらでは、アトピーの痒みで眠れない! ワセリンと抗ヒスタミン剤で痒みと睡眠不足を解消という情報を紹介します。
アトピーは深夜に痒みを引き起こす
アトピー性皮膚炎は、深夜眠る際に一番の痒みを引き起こします。この夜の強烈な痒みは、眠気で朦朧としている頭では抗うのが難しく、アトピー性皮膚炎が悪化してしまう原因ともなっています。
この夜の眠れないほどの痒みの原因は大きくわけて、自律神経の乱れ、肌の乾燥の2つです。それぞれ解説していきます。
まず、夜の眠れないほどの痒みの最大の原因が、自律神経の乱れです。自律神経とは、活発的に動くための交感神経とリラックスするための副交感神経によって司られ、時と場合によって、どちらかが優位な状態へと切り替わっています。
夜眠る時には交感神経優位な状態から副交感神経優位な状態へと切り替わるのですが、その際に、血圧を下げるために血管が膨張します。この血管の膨張により、皮膚の痒みを感じる神経が刺激を受けてしまい、痒みを発生させてしまうのです。
さらに、この痒みによって目が覚めてしまい、次は交感神経が優位な状態へと切り替わってしまいます。そのため、眠たいにも関わらず、交感神経優位な状態が続いてしまい、痒みとともに眠られなくなってしまうわけです。
そして、夜眠れないほどの痒みのもう一つの原因が肌の乾燥です。肌が乾燥してしまうと、肌がひび割れてしまい、そこからアレルゲンや細菌が侵入しやすくなってしまいます。さらに、少しの掻きむしりで傷をつける事になってしまい、より一層の痒みを引き起こしてしまいます。
この乾燥の原因の多くは、実は夜眠る前に入るお風呂が原因となっています。というのも、お風呂のお湯で温まった体は毛穴が開いており、体の放熱と同時に水分を揮発させてしまい、すぐに肌の乾燥を引き起こしてしまうのです。
ワセリンと抗ヒスタミン剤で痒みと睡眠不足を解消
このような夜眠れない痒みの対処法は、抗ヒスタミン剤による痒み止め効果と副交感神経への誘導、それからワセリンによる皮膚の保護と保湿が効きます。
抗ヒスタミン剤とは、いわゆるアレルギーを予防する薬です。花粉症などのアレルギー反応を起こすヒスタミンを抑え、ヒスタミンによる痒みを防ぐ薬としてアトピーの治療では欠かせない薬です。
この抗ヒスタミン剤は、実は副交感神経を優位にしてしまうため、眠気を誘発してしまうという副作用があります。しかし、夜眠る際に使うのですから、むしろこれはありがたい効果。アトピーの治療では夜眠る際に抗ヒスタミン剤を必ず使用しましょう。
さらにお風呂から出た後に、しっかりワセリンを塗り、保湿を行いましょう。ワセリンは油分によるコーティングで毛穴を塞ぎ、水分の揮発を防いで保湿を行うため、お風呂上りに最適な保湿剤です。
また、このワセリンは、油分のコーティングによって肌の外からの刺激を防ぐことができます。アレルゲンや細菌や黴菌などの侵入を防ぐことができますので、痒みの発生を抑えることにもなります。
このような対処法で夜眠れないほどの痒みを予防しましょう。しっかり睡眠をとる事ができれば、睡眠不足によって引き起こされていたストレスからも解放され、痒みとアトピーを克服することができるようになりますよ!
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2017/02/28 | アトピーになる体質を改善 睡眠
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