アトピー治療薬のヒルドイド軟膏が処方制限?美容クリームとしての使用が問題視
アトピー性皮膚炎の治療でおなじみの保湿剤「ヒルドイド軟膏」が、美容クリームとして使用されているとして厚生労働省は、処方に一定の制限をいれることを検討しています。
こちらでは、アトピー治療薬のヒルドイド軟膏が処方制限に?美容クリームとして乱用が問題視という情報を紹介します。
美容クリームとして話題となっていたヒルドイド軟膏
このヒルドイド軟膏という薬は、本来であれば皮膚湿疹などで乾燥してしまった皮膚の潤いを取り戻すための保湿剤の1種です。ワセリンのように油分の水分の蒸発を防ぐような保湿剤ではなく、ヒルドイド軟膏の成分が皮膚の保湿を担っています。
このヒルドイド軟膏の保湿効果は非常に高く、市販されている化粧品を上回ると言われており、乳液として愛用していた方も多いようです。ネットや雑誌ではこのヒルドイド軟膏の事を美容クリームとして紹介されている事もあります。
そのためか、女性がこのヒルドイド軟膏を単独で処方されることが増えてきており、男性が単独処方されている件数が年間65件増えているのに対して、女性の場合だと年間2203件も増えています。
本来このヒルドイド軟膏の50グラム入りの価格は1185円です。しかし、公的保険が効くため、医師から処方されれば自己負担は約350円で済みます。
このまま美容目的でのヒルドイド軟膏の乱用を許してしまうと、医療費がかさんでしまいます。そのため、厚生労働省では医師が1度に処方できる量に上限を設けることなどを検討しているそうです。
アトピー患者の使用には問題なさそう?
アトピー患者にとって心配なのは、ヒルドイド軟膏の値段があがってしまうのか?使えなくなってしまうのか?という事。結論からいえば、そこまで大きな問題とはならなそうです。
というのも、今回問題視されているのは、美容目的のためにヒルドイド軟膏を1度に50本近く購入するような無茶苦茶な乱用です。医療ではなく、美容のために4万円近くの国の医療費が投入されているのは、健康な人もアトピー患者の人も納得できないでしょう。
普段からかかりつけのお医者さんに診てもらっているアトピー患者では、定期的に数本ずつ処方されるためそこまで大きな問題ではありません。安心しておきましょう。
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2017/11/01 | アトピー皮膚湿疹の情報
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