アトピーの痒み対策

アトピーの痒みは絶対に我慢できるものではありません。掻くなと言われてもそんなの無理。寝てる間に掻かない様に手袋してテーピングしたけど、朝起きたら全部取れてて、自己嫌悪。

掻くな掻くなと言われても、掻いたらアトピーが酷くなるとわかっていても痒みは我慢できるものではありません。何故なら、アトピーの痒みを我慢している時の辛さだけではなく、掻いた時の快感が頭にインプットされているからです。

実際、アトピーの痒みは本当に辛いんですが、掻くと本当に気持ちいいんです。まるでタバコや麻薬のように、我慢しているときは本当に辛く、それが開放されたときには脳がとろけるような快感？そんなの我慢できるかっ！

今回はそんなアトピーの痒みを改善するための対策を紹介。アトピー症状の子供の掻き毟りを叱ったりしてませんか？余計にストレスを与えて逆効果ですよ～。

アトピーが痒くなったら患部を冷やす

どうしても痒くて仕方がない時は氷などで冷やすと、少しずつ痒みが引いていきます。逆に身体を暖めると痒みは増してしまいます。

お風呂上りや布団に入った後に痒みが増す方は、身体が温まり痒みが増している状態です。お風呂上りの際には冷水で身体をクールダウンさせることで熱による痒みを抑えることができます。

部分的な痒みには、直接氷を当てるのではなく氷をハンカチやタオルでくるみ患部に押し当てます。長期間冷やし続けると凍傷の恐れもあるので注意しながら冷やしましょう。

アトピーの痒みから気をそらす

アトピーの子供がテレビゲームをして集中している際には、痒みを感じないことが多いようです。このように何かに夢中になることでアトピーの痒みが気にならなくなることがあります。

そのため、アトピーの子供が掻き毟っている時には、叱りつけるのではなく、痒みから気をそらす夢中になれる物に誘導してあげるといいです。

また、中高生でも趣味のゲームであったり、毎日のトレーニングのランニングであったり、夢中になれる物が見つかればその間は痒みから開放されます。特にアトピー患者さんには、毎日の運動やトレーニングは汗出してアレルゲンを吐き出せるためお勧めです。

お薬：抗ヒスタミン剤で痒みを軽減

抗ヒスタミン剤は痒みを感じる信号を出すホルモン、ヒスタミンとh1受容体を合成させないようにブロックし、アレルギー症状防ぐためのお薬です。アレルギー全般に効くため、花粉症の治療薬にも使われています。

ヒスタミンはアトピーの身体の痒みの原因でも説明しています。

抗ヒスタミン剤はお薬で痒いときに気軽に使用することができます。しかし、ドラッグストアで市販されているものによっては、痒みを引き起こすh1受容体だけではなく、脳内で覚醒状態を維持するためのh2受容体すらもブロックしてしまいます。そのため眠気や倦怠感、酷くなると1日動きたくないといったような鬱のような症状が現れることもあります。

ですが、病院で処方される抗ヒスタミン剤はほぼh1受容体しかブロックしないお薬です。心配であれば病院の先生と相談しておきましょう。

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