指アトピー、汗疱、手湿疹の炎症を改善
指アトピーはアトピーの中でもなかなか治りにくい症状です。指の付け根や、手のひら、裏側に水泡ができ、皮膚が破れて炎症をおこします。
この水泡はペンも握れないような痛みや、痒みを伴い、ストレスで仕事や学業などに支障が出ることもあります。
こう書いている私自身も、学生時代は手のアトピーが酷くて、それなりに難しい資格試験中なのにもかかわらず、何も考えずに指を掻きつづけていたことがありました。あの時は本当に辛かった。
こちらではそんな指アトピーの炎症の改善方法を紹介。指アトピーの炎症改善の参考にしてください。
指の炎症改善には消毒が何よりも大切
細菌に触れやすい指は、感染症をもっとも起こしやすい部位です。そのため、1度炎症を起こすと、なかなか完治にいたらず、慢性的に付き合っていってしまうかたも多いのではないでしょうか。
感染症を防ぐためには消毒が有効。特に、アトピーの合併症の原因菌である黄色ブドウ球菌やカンジタなどの細菌には、イソジンなどのヨード系消毒薬が効果的です。
しかし、消毒液は細菌を殺すと同時に皮膚を修復する細胞すら壊してしまいます。アトピーの炎症を治そうとしているのに、消毒薬で皮膚を殺してしまっては逆効果。なので、消毒した後の手はしっかり洗って消毒薬を洗い流しておきましょう。
ステロイドで指アトピーの炎症改善
ステロイドは副作用が怖くて使いたくないという方が多いと思いますが、炎症の改善に一時的にでも使う必要があります。というのも、皮膚の炎症は止めなければ、皮膚の内側に細菌やアレルゲンが進入してしまい、かゆみや炎症が広がってしまうためです。
広がった炎症は、感染症を呼びさらには感染症になった指で引っかいた傷がもとで、炎症が広がってしまう悪循環を起こします。
アレルギー体質で無い体であれば、時間が解決してくれるのですが、残念ながらアレルギー体質である場合は、体の免疫機能がうまく働いていません。そのため、ステロイドを使ってでも無理やり傷を塞がなければなりません。
手袋や絆創膏などで炎症を保護
ステロイドの軟膏を使ってもすぐに傷がふさがるわけではありません。傷口をそのまま放置しておくと、細菌やアレルゲンが親友してしまい、皮膚の中に閉じ込めてしまいます。
この状態で皮膚が治ったとしても、ステロイドをやめた途端、細菌やアレルゲンを吐き出そうと、皮膚が炎症をおこしてしまう。そのため、ステロイドを塗った後にはしっかりと傷口を塞ぐための絆創膏や手袋が必要だ。
絆創膏は、粘着テープが傷にあたって煩わしいこともある。特に手のアトピーは両側に炎症が広がることがあるので、なおの事うっとうしい。そういうときには包帯やティッシュで傷口を囲い、メディカルテープで止めておくと絆創膏のかわりになるのでお勧めです。
手袋や絆創膏などでバリアをしておくと、細菌やアレルゲンが進入しずらくなるため痒みも軽減されますし、痒くなったとしても掻きむしることが困難なため、治りがかなり早くなります。空気に触れさせないと治りが悪くなるという方もいるとは思いますが、参考程度に考えておいてください。
根本的な指アトピー、汗疱、手湿疹の改善には体質改善が必要
ここまで紹介してきたことは指アトピー、汗疱、手湿疹の炎症の改善方法です。あくまで炎症を改善するための処置ですので、根本的な解決にはいたりません。ステロイドを使わずにアトピー完治を目指すには、アレルギー反応を起こさない正常な体質にならなければなりません。
体質改善は非常に時間がかかるうえ、生活習慣を改善しなければならないこともあり、うまくいく保障はまったくありません。
こちらでは、アトピーを根本的に治すための体質改善の情報が掲載されています。興味のある方は試してみてください。
指アトピー、汗疱、手湿疹の炎症を改善 まとめ
指アトピーは細菌やアレルゲンがもっとも付着しやすいため消毒が特に重要。
ステロイドを否定する人でも、炎症拡大を防ぐためにステロイドを使うべき。
傷口から細菌、アレルゲンをの進入を防ぐために、絆創膏や手袋で保護をする。
ステロイドを使わない根本的な指アトピーの完治は、体質改善が必要。
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2013/10/01 | アトピーの皮膚の炎症を改善 指アトピー, 消毒, 痒み
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