頭皮湿疹 頭のアトピー の炎症を改善
頭皮湿疹や頭のアトピーは非常にやっかいな湿疹。かゆくて掻き毟ると髪の毛まで抜けてしまい、脱毛症のようになってしまったり、炎症部に薬を塗ろうと思っても髪の毛が邪魔でしょうがない。
また、フケが大量に発生し、スーツや学生服の上に落ちると白いフケが目立って不潔に見えてしまう。特に中高生の若いうちは、フケを指摘されることが辛く、引きこもりの原因にもなります。
さらに、フケを取り除こうとシャンプーで頭を洗いすぎてしまったり、脱毛を解消しようと育毛剤で頭皮を刺激しまったりで、頭皮湿疹の炎症が広がってしまうことも。
今回はこの頭皮湿疹、頭のアトピーの炎症を改善する方法を紹介します。頭皮湿疹で悩んでいる方は参考にしてください。
アトピーとは違うパーマ、ブリーチなどの接触皮膚炎
パーマを受けた後やブリーチによる刺激による炎症は、接触皮膚炎といいます。接触皮膚炎は慢性的な頭皮湿疹や頭のアトピーとは違い、すぐ治ることが多い。
慢性的な頭皮湿疹や頭のアトピーは、日常生活において自分の新陳代謝だけでは細菌やアレルゲンを吐き出しきれなくなった体の反応が炎症として現れます。パーマやブリーチは、一時的な刺激で炎症を起こしているにすぎません。
そのため、パーマやブリーチによる刺激による頭の接触皮膚炎は、ステロイド治療を1週間ほど続けることで改善し、収まることが多い。しかし、炎症が長引けば、そこから細菌やアレルゲンが進入し、慢性的な頭皮湿疹に変化することもあるのでしっかりと治療しましょう。
真菌(カビ)が原因の脂漏性湿疹の炎症を改善
頭皮湿疹の症状で、最近多いのが真菌が原因である脂漏性湿疹。これは頭にカビであるマラセチアが増殖して、炎症を起こします。
勘違いしてはいけないのが、マラセチアは誰の体にも住み着いている常在菌のひとつということ。カビを退治しようとシャンプーで頭を洗いすぎたりすると悪化してしまうので注意してください。
脂漏性湿疹の原因菌であるマラセチアは、免疫が弱くなってしまうと、爆発的に増殖して、症状をひきおこします。これをとめるためには、抗真菌薬でマラセチアを減らしていくほか無い。
アトピーの治療で使われるステロイド系の薬も初期の炎症には効果が現れるが、免疫力をさげてしまい慢性化の原因になってしまうため気をつけましょう。
ローション系ステロイドで頭アトピーの炎症を改善
慢性的な頭皮湿疹や頭のアトピーの炎症を改善するには、まずは一旦症状を落ち着かせなければなりません。髪の毛が邪魔な頭のアトピーのケアには水分量の多いローション系のステロイドが使われます。
ステロイドを否定したい方もいるかもしれませんが、どれだけ体質や生活習慣を変えようとも、炎症を起こしていると感染症を起こしてしまい、治療が複雑になるだけです。ですので、ひとまず炎症を無理やりにでも抑えましょう。
ローションタイプのステロイドは、体に吸収されやすく、その分刺激が強くなり痒みが発生することもあります。ですが、塗った後の一時的なものなので、頑張ってこらえましょう。
帽子、ヘルメットで頭を蒸らしてはいけない
帽子やヘルメットは、汗で頭が蒸れ、細菌や真菌が増殖しやすい。そのため、汗で蒸れるような帽子やヘルメットは避けるべきです。
特に、同じ帽子やヘルメットを日常的に使い続けていると、菌が発生しやすくなってしまうため、注意が必要。頭皮に炎症を起こしているのであればなおさらです。漂白剤や殺菌スプレーを用いて殺菌しましょう。
界面活性剤が入った安物のシャンプーとリンスは使わない
頭皮湿疹は不潔な状態だから起こるとはかぎりません。むしろ粗悪なシャンプーやリンスを使うことで頭皮湿疹になる場合もあります。
特に最近のCMにでているようなシャンプーやリンスには、界面活性剤という成分が入っています。これはシャンプーの溶液を混ぜる際に沈殿したり固まったりしないようにするために使われている成分です。
界面活性剤が入っていると、シャンプーの溶液がよくなじみ、実際に髪がサラサラになり気持ちがいいんですが、頭皮にはまったくよくありません。むしろ界面活性剤でダメージを受けた頭皮は炎症を起こし、炎症を治そうとシャンプーを念入りに行うことで悪化する悪循環になることもあります。
また、リンスは通常の人が使えば髪の保湿などに役立ちますが、免疫力が下がった頭皮だと触れると炎症が悪化してしまう。元々リンスは髪の毛につけるもので、頭皮につけるものではないため、使わないですむなら使わないほうがいいです。
こちらの商品は、界面活性剤やシリコンを使っていない、炎症を起こした肌に最適なシャンプーです。
特に酷い炎症を起こすと、だんだんと生え際なども後退していき抜け毛も気になってしまいます。抜け毛や生え際の悩みを持っている方にもこのシャンプーはお勧めです。
また、シャンプーで頭を洗うときは、爪であらうのではなく、指の腹で優しく洗いましょう。傷をつけてしまうと、シャンプーが炎症部や傷口を刺激して、さらに炎症部を広げることになるため、気をつけましょう。
頭皮湿疹 頭のアトピー の炎症を改善 まとめ
パーマ、ブリーチなどの刺激でできた接触皮膚炎はステロイド治療ですぐ治る。慢性化しないように一気に治してしまおう。
真菌(カビ)が原因の脂漏性湿疹は、抗真菌薬で治す。ステロイドは一時的にはよくなるが、免疫力がさがるため、慢性化してしまう恐れがある。
慢性的な頭皮湿疹や頭のアトピーの炎症はとりあえず炎症をとめるためにステロイドを使う。体質改善とともに炎症をとめていくと完治できるので、炎症部を掻かないように気をつける。
日常的に使っている帽子やヘルメットは、細菌やカビが発生するため、炎症を広げてしまう。漂白剤や殺菌スプレーで殺菌して、これ以上炎症が広がらないようにしよう。
シャンプーは界面活性剤が使われていない、シャンプーを使う。リンスは傷ついた頭皮には悪影響しか与えないため、使わないほうがいい。
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2013/10/05 | アトピーの皮膚の炎症を改善 痒み, 頭アトピー
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